2月11日に「韓国女子の毎日メイク」 公州市姉妹都市提携30周年記念

 数年前から若い女性を中心に人気が高まっている「韓国メイク」。透明感のある肌が特徴で、最近は落ち着いた印象の大人っぽいメイクがトレンドだと言われている。そんな韓国メイクを学べる講座「韓国女子の毎日メイク」が、2月11日(土・祝)にYIC学院(山口市小郡黄金町2)で開かれる。    

 山口市と韓国・公州市が今年姉妹都市提携30周年を迎える記念事業の一つとして開催。メイクをテーマに、両市の文化交流を図ることを目的としている。

  韓国メイクの講師は、韓国映像大学教授のキム・ヨニさんが務める。会場の参加者たちは、公州市にいるキムさんからオンラインでの指導を受けながら、自らの顔にメイクを施す。    

 一方、山口市からは歌舞伎の隈取(くまどり)が参加者たちに紹介される。講師はYICビューティーモード専門学校講師の大宮友美子さんが務める。韓国の旬な“毎日メイク”と、日本の伝統的な“特殊メイク”の文化を比較しながら、相互理解を深めていく。メイク終了後は参加者全員で集合写真も撮影。    

 受講は無料だが事前申し込みが必要で、定員は20人(先着順)。希望者は、主催の山口市国際交流課のウェブサイト(https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/147/)から申し込む。     

 なお、受講する際には、鏡、ヘアバンド、普段使っているメイク道具、化粧品などを各自で持参する。    

 公州市は、5世紀後半に百済の都として栄え、「百済歴史遺産地区」がユネスコの世界遺産にも登録。百済26代聖明王の第3王子・琳聖太子が大内氏の先祖とされていることが縁で、1993年2月23日に姉妹都市提携を結んだ。以来官民ともに交流が続けられている。10周年の2003年には、約150人の大規模市民訪問団が公州市を訪れた。20周年の2013年7月には、公州市から訪問団25人が来山。滞在中には韓国伝統音楽の公演も催された。翌2014年はその返礼として公州市から招待を受け、35人の訪問団が「百済文化祭」に参加した。

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