松山英樹2勝のWGCが3月マッチプレーで消滅

日本人としてWGC制覇は松山が初めて(Ross Kinnaird/Getty Images)

ゴルフの世界選手権シリーズ(WGC)が、3月「デルテクノロジーズマッチプレー」(テキサス州オースティンCC)を最後に幕を閉じる。2日に米ゴルフウィークが報じた。

1999年に始まったWGCは世界ランキング上位者などでフィールドを構成し、レギュラーツアーのトーナメントよりも高額の賞金を設定、予選カットなしの大会も実施してきた。タイガー・ウッズが歴代最多18勝を挙げ、松山英樹も2016年「HSBCチャンピオンズ」、17年「ブリヂストン招待」の2勝をマークしている。

22年から「フェデックスセントジュード選手権」がプレーオフシリーズの1試合目に変更となるなど、大会数が減少。中国が舞台となる「HSBCチャンピオンズ」も新型コロナウイルス感染拡大の影響で19年を最後に開催見送りが続いている。

PGAツアーは今季から、トップ選手の出場を求める“昇格大会”として13試合を指定。「マッチプレー」もその一角に加わる一方、賞金総額2000万ドル(約25億7300万円)は格上げされた他のトーナメントと同水準となった。

ゴルフウィークの取材に対し、PGAツアーは声明を発表した。「2024年のPGAツアースケジュールの構造的な変更に関連する多くについて作業を進めているように、今年以降の『WGCデルテクノロジーズマッチプレー』に関しても議論している。引き続き2023年大会の成功に注力しており、イベントの将来については明らかになり次第、発表する予定です」と明言を避けた。

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