春の足音、寒紅梅甘い香り 岡山・神崎緑地公園で見頃

見頃を迎えた神崎緑地公園の寒紅梅

 梅の名所として知られる岡山市東区神崎町の神崎緑地公園で、寒紅梅が見頃を迎えている。ピンク色の花が満開となり、近づく春を感じさせている。4日は立春。

 隣接する神崎梅園と合わせて20種以上約500本の梅が植栽されており、100本近くある早咲きの寒紅梅は1月下旬に満開を迎えた。訪れた人は写真を撮影したり、顔を近づけてほのかに甘い香りをかいだりと、思い思いに散策している。

 毎年見に来ている女性(64)=赤磐市=は「今年もきれいな花に出合えた。春の足音を感じますね」と話した。

 白梅やしだれ梅も咲き始めており、2月下旬に満開になり、3月上旬まで楽しめる見通し。問い合わせは神崎緑地プラザ(086―946―0545)。

 太伯地区の住民が2月の第3日曜に開く恒例の「太伯振興梅まつり」は新型コロナウイルスの影響で3年連続で中止する。

© 株式会社山陽新聞社