日本最南端・最東端の離島を知るための「沖ノ鳥島・南鳥島シンポジウム」開催

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は日本最南端・最東端の国境離島・沖ノ鳥島と南鳥島について理解を深めてもらうためシンポジウムが開催されることについてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で昔と変わらず手織りで作られている「本場黄八丈」を紹介しました。

◆日本最南端・最東端の国境離島"沖ノ鳥島・南鳥島シンポジウム”

東京都は、小笠原諸島の沖ノ鳥島と南鳥島について、シンポジウムを開催します。

「東京都沖ノ鳥島・南鳥島シンポジウム」は、3月4日(土)午後1時~3時45分まで、新宿パークタワーのパークタワーホールで行われます。

沖ノ鳥島と南鳥島についての基調講演をはじめ、研究調査など三つの講演が行われます。

さらに、沖ノ鳥島・南鳥島の過去・現在・未来に関するパネルディスカッションが行われるほか、写真やパネルの展示もあります。

参加を希望する人は、申込フォーム、または、FAXで、2月11日(土・祝)までにお申し込みください。

定員は250人で、参加費は無料です。申し込み多数の場合は抽選です。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/01/25/11.html
https://www.zerobase.co.jp/okinotori-minamitori/

◆特別企画「職人のいぶき」 #30 本場黄八丈

東京の伝統工芸品を紹介する特別企画、「職人のいぶき」。
今回は、八丈島伝統の絹織物、「本場黄八丈」です。

江戸時代、絹織物を8丈の長さで年貢として納めていたことが名前の由来の、八丈島。
そこで、昔と変わらず手織りで作られている、「本場黄八丈」。
豊かな自然に恵まれた島の草木から染められたその色は、鮮やかな発色と、独特の光沢が生まれます。

その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。

都心から南へ約300km。「八丈ブルー」と呼ばれる、青く美しい海が広がる、八丈島。
全盛期には、「本場黄八丈」の織子が800人以上いましたが、今では50人ほどに。
その中で、伝統を今に伝えるのが、この道4年の峯尾明日香さん。

(峯尾明日香さん)「もともと、着物が好きで、前職は懐石料理の仲居をやっていたんですが、仕事をしていくうちに、着物を作る仕事をやってみたいなという気持ちが出てきて、『黄八丈』をやってみようかなと、八丈島に移住して、仕事を始めました」

もともと、島も好きだった峯尾さん。
八丈島の地域おこしのサポートを受け、移住しました。

(峯尾明日香さん)「打ち込みがすごく強いというのが、『黄八丈』の特徴だと思います。島の方は、機織りの音を聞いて育っているので、音が小さいなというのが、遠くで聞いていても分かるみたいで、声をかけてくださって、『ここはこうした方がいいよ』というアドバイスを聞きながらやってきたって感じです」

強く糸を折り込むことで、生地が厚い丈夫な生地へ。
三世代着ることができると言われています。

(峯尾明日香さん)「やっぱり、『黄八丈』も他の伝統工芸品も、誰かが続けないと、すぐになくなってしまう、誰かがずっと続けると心に決めてやらないといけない仕事だと思うので、私は死ぬまで続けたいです」

島の伝統が織りなす、「本場黄八丈」。
そこには、職人のいぶきが感じられます。

関連リンク
https://www.dento-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/items/03.html

番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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