第一建設工業(新潟市中央区)が2023年3月期第3四半期業績を発表、増収減益

第一建設工業

第一建設工業株式会社(新潟市中央区)は3日、2023年3月期第3四半期の決算(非連結)を発表した。売上高342億1,100万円(前年同期比8.8%増)、営業利益21億6,200万円(前年同期比3.7%増)、経常利益24億100万円(前年同期比△6.8%減)、四半期純利益16億2,600万円(前年同期比△18.3%減)となった。

建設業界は、民間建設投資は企業収益の改善もあり堅調に推移しているものの、世界経済情勢に伴う原材料価格の高騰などもあり、依然として厳しい状況がつづいている。

建設事業売上高は、前第3四半期累計期間比27億2,600万円(8.8%増)増収の335億7.300万円となった。これは、前事業年度からの繰越工事の進捗に伴う施工高の増加を主な要因としたもの。

また、不動産事業売上高は、前第3四半期累計期間比4,300万円(7.3%増)増収の6億3700万円となった。これは、賃貸用不動産の売上高の増加によるものである。

この結果、売上高合計は、前第3四半期累計期間比27億6900万円(8.8%増)増収の342億1,100万円となった。

利益については、建設事業総利益が、前第3四半期累計期間比1億3,800万円(3.3%減)減益の41億200万円となった。これは、完成工事総利益率の低下を主な要因としたもの。

また、不動産事業総利益は、前第3四半期累計期間比2億4,100万円増益の2億5,700万円となった。

この結果、売上総利益合計は、前第3四半期累計期間比1億200万円(2.4%増)増益の43億5,900万円となった。

販売費及び一般管理費は、前第3四半期累計期間比2,400万円(1.1%増)増加の21億9,700万円となった。

© にいがた経済新聞