広島サミット後のインバウンドに期待 駅などの案内表示 外国人の目線で点検

広島サミットをきっかけにしたインバウンドの増加に備えて、駅などの案内表記を外国人がチェックしました。

JizoHat ポール・ウォルシュ代表
「全ての電車が宮島口に止まるという表示があれば安心」

チェックするのは、新幹線で広島を訪れた海外からの観光客が、山陽線で宮島に向かうルートです。観光都市工学の専門家や観光サポート企業などが参加して、案内表記や場内アナウンスを点検しました。

JizoHat ポール・ウォルシュ代表
「(駅の)表示はいろんな国の人に分かりやすくなっているが、少しずつ改善できれば、春から増えるインバウンドのためにも快適な駅の利用ができたらと思います」

この後、原爆ドーム前の電停なども視察しました。

去年12月の外国人観光客は全国で137万人と、コロナ禍前の5割を超えるまで回復しています。企画した中国運輸局は、広島サミットを契機にインバウンドのさらなる回復を期待しています。

中国運輸局 高山正浩 観光部長
「訪日外国人旅行者がストレスフリーで快適に旅行できる環境整備が重要。インバウンドの本格的な回復に向けて受け入れ環境をしっかり整えて魅力ある観光地として広島が選ばれるようになることを期待している」

取り組みの内容は、27日のセミナーで交通や観光事業者に報告されます。

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