奈義町ダブル選 5日に投開票 町長選は現前2氏が舌戦

(左から届け出順に)奥正親氏と笠木義孝氏

 任期満了に伴う岡山県奈義町長・町議選は5日、投開票される。

 町長選は再選を目指す現職の奥正親氏(64)=同町、返り咲きを期す前職の笠木義孝氏(73)=同町=がいずれも無所属で立候補。2氏は16年ぶりの選挙戦となった2019年に続いて舌戦を繰り広げている。

 全国的に高い出生率の維持に向け、子育て支援のさらなる充実をどう進めるかが問われる。移住定住促進策、農林業や畜産業の振興なども争点となっている。

 奥氏は「人口維持を図るためのチャレンジを続け、町と人々の生活を守り抜いていく」、笠木氏は「今の町政は町民の意見を聞いていない。町民の思いを実行する町政に変える」と訴える。

 定数10の町議選は現職6人、新人5人の計11人(共産1人、無所属10人)が争っている。

 投票は5日午前7時~午後6時、町内3カ所で行われ、午後7時から町役場で即日開票される。

 有権者数(1月30日現在)は4828人(男2412人、女2416人)。

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