【福井】地域クーポン、ふくアプリをスムーズに使うために…全国旅行支援Q&A 出発前に準備すべきこととは

 全国旅行支援は上手に使ってお得に旅行を楽しむことができる一方、1月10日から取り入れられた電子クーポンや全国旅行支援適用に必要な書類を巡ってトラブルに見舞われるケースも少なくない。旅先で困った事態に陥らないように、「ふくいdeお得キャンペーン」を実施している福井県への旅行を想定して事前に知っておきたいことをまとめた。

1旅行前に確認したいこと1-1全国旅行支援に必要な書類1-2陰性証明を使う場合1-312歳未満の同行者がいる場合1-4宿泊予約サイトで予約した場合の注意点1-5事前にアプリのダウンロードを2ふくアプリQ&A2-1メールアドレスが無効、どう対応2-2SNS認証コードが届かない2-3ガラケーでふくアプリ使える?3電子クーポンについて3-1クーポンどこでもらえる?3-2クーポンどこで使える?3-2スマホ1台に複数人分のクーポン、可能?旅行前に確認したいこと全国旅行支援に必要な書類 全国旅行支援の適用を受けるには(1)3回以上のワクチン接種歴が確認できるもの、または検査結果の陰性を示すもの(2)運転免許証やマイナンバーカードなど本人確認ができる身分証明書の原本-が必要。

ワクチン接種歴は3回以上で有効

 新型コロナウイルスのワクチン接種歴を提示する場合は、3回以上の接種歴を示す証明書類が必要。原本だけでなく画像や写しなどでも有効だ。

陰性証明を使う場合 陰性証明を提出する場合は、検査の種類によって有効期限が異なる。PCR検査、抗原定量検査(機械によって行う検査)の場合は検査日プラス3日、抗原定性検査(キットなどを使った検査)は検査日プラス1日となる。

 ここで気になるのが有効期限が切れてしまった場合、旅先で再度検査を受ける必要があるのか。例えば2泊3日で旅行出発前日に抗原定性検査を受けた場合、有効期限が切れてしまう旅行2日目に現地で検査を受けなければいけない気がするが…。しかし、「ふくいdeお得キャンペーン」事務局によると、再度検査を受ける必要はない。旅行初日に有効な陰性証明があればOKだという。ただ、同一の旅行であることを示すため旅行初日の宿泊先のレシートなど旅行開始日を証明するものを提示する必要がある。有効期間があり最長7日間となっている。

 また陰性証明の書類には(1)受検者氏名 (2)検査結果 (3)検査方法 (4)検査所名 (5)検体採取日 (6)検体管理者氏名 (7)有効期限の記載が必要で、市販の検査キットを購入して、自ら検査した結果は認められないので要注意。

12歳未満の同行者がいる場合全国旅行支援の適用を受けるには旅行者全員の必要書類提出が必要だ。ただ同居する親らが同伴する12歳未満の子どもについてはワクチン3回接種歴や陰性証明は不要。必要となるのは健康保険証など親子関係や同居していることを証明するものになる。

子どもの友だちを連れて行く場合は

自分の(12歳未満で同居している)子どもと旅行に行く場合は、親子関係を示すために健康保険証などでOKだが、子どもの友だちを連れて行く場合などは必要なものが変わってくる。その場合、マイナンバーカードやパスポートなど顔と名前が一致する身分証明書が必要になる。12歳未満であれば、陰性証明やワクチン接種歴を証明するものは不要だ。

宿泊予約サイトで予約した場合の注意点 「じゃらん」や「楽天トラベル」など、それぞれの宿予約サイトで「全国旅行支援対象」となっている旅館やホテルについては適用することができる。ただ、「全国旅行支援対象」となっていても適用されない場合がある。それは各都道府県から宿予約サイトを運営する会社に配分されている予算額がいっぱいになってしまったためだ。全国旅行支援が今、利用可能か停止されているかは各社のサイトで表示されているので、予約時に確認が必要だ。

事前にアプリのダウンロードを 福井旅行で、全国旅行支援の電子クーポン利用に必要な「ふくアプリ」はスマホのアプリストアから無料で取得できる。ダウンロードはいつでも可能だが、旅行へ出発する前にダウンロードしておくのがオススメだ。というのも、クーポンを利用する直前にダウンロードすると思わぬトラブルに見舞われないとも限らない。事前にダウンロードしておくことで旅先での思わぬトラブルは避けたいところだ。

ふくアプリQ&Aメールアドレスが無効、どう対応 ふくアプリの新規会員登録の際、必須項目のメールアドレス入力がうまくいかないケースがある。原因として考えられるのは有効なメールアドレスの条件だ。条件として、 ・「@」より前の入力上限文字数は25文字 ・「@」直前の「.」は入力不可 ・半角英数字、記号のみ有効。全角英数字は無効 ・既に入力済みのアドレスは登録不可

メールアドレスが無効になってしまった場合、入力規則に合わせたメールアドレスを作成して登録する。ログイン時には登録したメールアドレスが必要になるため、メールアドレスを作成した場合は忘れないようご注意が必要。

SNS認証コードが届かない ふくアプリの新規会員登録の時にSNS認証コードが届かないケースがある。原因としては会員情報に登録している電話番号が間違っていたり、スマホがSMS受信を制限する設定になっていたりするケースが考えられる。⇒詳細はこちら

 もしどうやってもSNS認証コードが届かない場合は、相談窓口(tel.0776-50-3804)に電話するとにSNS認証をスキップしてもらうことができる。

ガラケーでアプリ使える? ふくアプリはスマートフォン用のアプリでフィーチャーフォン(通称ガラケー)の携帯電話では利用できない。では電子クーポンの取得はあきらめなければいけないかというと、そんなことはない。宿泊先のスタッフにその旨を伝えれば、紙のクーポンを渡してくれる。

電子クーポンについてクーポンどこでもらえる 全国旅行支援の地域クーポンは、自ら宿泊予約した場合は宿泊先のスタッフからもらえる。日帰り旅行の場合は、旅行会社の添乗員から。

クーポンどこで使える? クーポンが使えるお店は、ふくアプリ内のトップページ(アプリを開いた最初の画面)左下にある「ふくいdeお得キャンペーン取扱店検索」が確かめることができる。また「ふくいdeお得キャンペーン」公式ホームページ内の「クーポン取扱店検索」からも閲覧可能。

 近くで使えるお店を探したい場合は、ふくアプリのトップページ画面左下の「近くのお店」を押せば、地図上に近隣でクーポンが利用可能な店舗が表示される。

スマホ1台に複数人分のクーポン、可能? 地域クーポンのチャージ券は他の人の分も1台のスマホにまとめて入れることができる。例えば親子5人で旅行して子ども3人分の地域クーポンを母親のスマホで使用したい場合、子ども分の地域クーポンを母親のスマホにチャージすることができる。ただ、クーポンをまとめて登録した後に、まとめたクーポンの振り分けはできない。先の例で言うと、子ども3人分のクーポンをまとめて親に登録したけど、やっぱり子ども3人に振り分けたいは不可。

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