維新 馬場代表「教育費無償化を」 遊説で来岡、身切る改革で財源

教育無償化を推進する必要性を強調する馬場代表

 日本維新の会の馬場伸幸代表は3日、岡山市内で山陽新聞社の単独インタビューに応じ、「議員報酬削減といった『身を切る改革』を進め、生まれた財源で教育費の無償化を推進したい」との考えを示した。

 馬場氏は「大学進学を断念した人の7割が経済的な理由とする調査もある」と指摘した上で、「無償化によって子育て世代の可処分所得が増えれば、買い物や旅行などの消費が伸びて経済が活性化する。税収にも反映され、新たな行政サービスに投資できる。この良いサイクルを全国で広めたい」と強調した。

 党岡山県支部組織の代表を務めていた元参院議員の片山虎之助氏が昨年夏、政界を引退したことに触れ「偉大な政治家だっただけに、岡山での党政拡大を図る大きな足がかりを失った」と語る一方、春の統一地方選では岡山市議選に公認候補を擁立するとして「岡山に新しい風を吹かせてほしい」と期待感を示した。

 統一地方選に向けた全国遊説の一環で来岡。岡山市内で街頭演説も行った。

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