栃木県足利市の伝統行事「節分鎧年越(よろいとしこし)」が3日、3年ぶりに行われ、鎧(よろい)武者姿の市民ら約260人が市中心部を練り歩いた。
新型コロナウイルス感染症対策として黒いマスクを着用した武者一行は、午後6時半に通6丁目の織姫(おりひめ)公民館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに行進。約1時間かけて、家富町の鑁阿(ばんな)寺に集結した。
本堂前では、主将の早川尚秀(はやかわなおひで)市長が足利氏代々の供養と市の繁栄を願う「願文(がんもん)」を奉読。その後、「福は内、福は内、鬼は外」の掛け声に合わせて勢いよく豆をまいた。