福井大学は平均倍率3.1倍、金沢大学は2.43倍 2023年度、国公立大学出願の最終日集計結果

福井大学

 2023年度の国公立大2次試験の願書受け付けは2月3日、締め切られた。同日午後5時時点の県内3大学の前後期の志願者数と平均倍率は、福井大学(募集675人)が2068人で前年度より1.9ポイント低い3.1倍、福井県立大学(297人)は1684人で1.5ポイント低い5.7倍、敦賀市立看護大学(35人)は138人で4.4ポイント低い3.9倍となった。

⇒北海道から沖縄まで…全国の国公立大学の最終集計結果一覧はこちら

 福井大学は、前期(募集429人)に852人、後期(246人)に1216人が出願。前期の学部別平均倍率は、教育学部2.4倍、医学部2.9倍、工学部1.7倍、国際地域学部1.5倍となった。前期の医学部医学科は3.7倍で、大学入学共通テストの成績により受験生を門前払いする「二段階選抜」の実施予定倍率を下回った。

 福井県立大学は、前期(募集177人)に567人、後期(120人)に1117人が出願。前後期とも経済学部の人気が高く、後期の経済学科は12倍を超えた。後期は看護福祉学部社会福祉学科が11.7倍、海洋生物資源学部先端増養殖科学科も10.0倍となった。

 敦賀市立看護大学は、前期(社会人選抜含め募集25人)に43人、後期(募集10人)に95人が出願。前期のみの金沢大学は、募集人員1537人に3730人が出願し、平均倍率は2.43倍となった。

 志願者数は、消印有効の郵送受け付けによって増える可能性がある。試験は前期が2月25日(福井大医学部と金沢大の一部は25、26日)、後期が3月12日。

© 株式会社福井新聞社