スプリント追加のMotoGP、2023年版レースウイークのスケジュール公開。MotoE併催時は全6レースに

 2月1日、ドルナスポーツは、ロードレース世界選手権における2023年シーズンのタイムスケジュールを発表。2023年からの導入が決まったスプリントレース『MotoGP Sprint』が、土曜日の15時から開催されることで例年とセッションや時間が変更される。

 2023年のMotoGPは、最高峰クラスのみスプリントレースが追加されることになり、史上最多となる全21戦42レースが開催される。そのため、現地時間とはなるが、全ての週末が同じタイムスケジュールで進められることとなった。

 木曜日は従来通り、現地時間17時00分からプレスカンファレンスが開催。第2戦アルゼンチンGPと第3戦アメリカズGPの2戦だけが、現地時間12時00分から始まる。

2023年ロードレース世界選手権MotoGPのタイムスケジュール

 金曜日はMotoGPクラスが2度のフリー走行を実施。FP1は45分間、FP2は翌日のスプリントと同時刻の15時00分から60分間行われる。初日の2セッションの結果により、予選Q1とQ2の出走が振り分けられる。(これまでは土曜日午前のFP3までの結果)

 また、Moto2クラスは40分間のフリー走行が2度、Moto3クラスは35分間のフリー走行が2度実施される。

 土曜日はMotoGPクラスは30分間のフリー走行が行われ、続けて公式予選Q1とQ2が従来通り開催。スプリント(土曜日)と決勝レース(日曜日)のスターティンググリッドが決定される。

 そして、今季から追加されるスプリントは、決勝レースの半分の周回で、15時00分スタート。レース後の16時15分からは表彰式と記者会見があり、トップ3とポールシッター、チャンピオンシップリーダーが出席する。(重なる場合があることから出席数は最低3人、最大5人)

 Moto2クラスとMoto3クラスは、各30分間のFP3を実施。FP1、FP2、FP3の結果により、公式予選Q1とQ2の出走者が決定される。ポールポジション獲得者には、会見場ではなくパルクフェルメでオフィシャルタイムキーパー『TISSOT』から腕時計が贈呈される。

 日曜日はMotoGPクラスのウォームアップ走行があり、その後にトラックを1周する『ファンパレード』と『ヒーローウォーク』が新たに開催され、ファンと交流する機会が提供される。Moto2クラスとMoto3クラスのウォームアップ走行が実施されず、直接レースに出走することになった。

 そして14時00分にMotoGPクラスの決勝レースが行われ、15時00分に伝統的な表彰式が実施される。この3クラスのレーススタート時間は全戦で固定される。

2023年ロードレース世界選手権MotoGPのタイムスケジュール(MotoE併催時)

 さらに、欧州で全8戦16レースが開催されるMotoEが追加される場合、金曜日に各20分の2度のフリー走行と2度の公式予選が実施。フリー走行の結果により、公式予選1と公式予選2に振り分けられ、10分間のタイムアタックが行われる。

 土曜日には2度のレースが開催され、第1レースはMotoGPクラス公式予選後の現地時間12時10分、第2レースはスプリントレース後の16時10分にスタートする。

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