レスリング選手が大麻使用…自衛隊体育学校が2人免職 外出証盗み不正外出も 報告怠った他の2人も処分

大麻使用した選手2人を免職=陸上自衛隊・朝霞駐屯地

 陸上自衛隊朝霞駐屯地内の自衛隊体育学校は3日、埼玉県内などで大麻を使用したなどとして、ともに同学校レスリング班所属、3等陸曹男性(23)と陸士長男性(24)の2人を懲戒免職、後輩隊員の不正外出の報告を怠ったなどとして、2等陸曹男性(22)を停職1日、陸士長男性(24)を戒告処分にした、と発表した。

 同体育学校によると、3等陸曹男性と陸士長男性は2022年10月下旬と同11月26日、和光市などで大麻を使用した。警視庁は同30日、大麻取締法違反容疑で、この2人を逮捕。同学校に報告した。

 陸士長男性は同26日、先輩の2等陸曹の外出証を盗み、同駐屯地から不正に外出していた。2等陸曹は同27日、陸士長男性は不正外出に気付いていたにもかかわらず報告を怠り、戒告処分を受けた陸士長男性は同日、同学校内で点呼時に人員の掌握を怠ったという。

 大麻使用について、3等陸曹男性と陸士長男性は「興味本位で使用した」と供述しているという。

© 株式会社埼玉新聞社