ジビエたっぷり 冬版やま弁できた 鏡野友の会、26日までの限定品

ジビエを使ったやま弁「マタギ」の3種類

 岡山県鏡野町の旬の食材で作った弁当「やま弁」シリーズの2023年冬版「マタギ」が完成した。町内など県北産のジビエ(狩猟肉)をふんだんに使ったボリュームたっぷりな3種類で、26日までの土日祝日に町内3施設で販売する。

 3種類のうち、そぼろ丼弁当はシカ肉のミンチにショウガの風味を付け、甘辛く炊いて玄米ご飯にのせた。町産ニンジンやゴボウ、津山産黒豆の煮物を添えている。

 シカ肉のハンバーグをメインにしたものは、シシ肉とゴボウの甘辛炒め、ホウレンソウのごまあえを詰めた。シカ肉を串カツとミートボールにした弁当には、ニラ入りの卵焼き、シイタケや油揚げを使った炊き込みご飯を入れている。

 町内の飲食、宿泊事業者でつくる「鏡野やま弁友の会」加盟の3事業者が各1種類を考案した。友の会は「雪深い山あいではジビエは一番のごちそう。この季節ならではの鏡野の味を堪能してもらいたい」としている。

 いずれも1個1200円。道の駅奥津温泉(奥津、0868―52―7178)、みずの郷奥津湖(河内、0868―52―2225)、町物産館・夢広場(円宗寺、0868―54―4001)で扱っている。今回から各店では町産ヒノキ製の専用売り棚に並べてアピールする。平日でも2日前までの予約(2個以上)で購入できる。

 やま弁は町産食材のPRのため10年から春、秋、冬に限定販売している。

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