【独自】広島の強盗殺人未遂事件 “実行犯8人”の残る4人、関東の別事件ですでに逮捕

去年12月、広島市で発生した強盗殺人未遂事件で、警察はきのう(3日)、男4人を逮捕しました。警察は、実行犯を8人とみていると明らかにしていますが、残る4人全員が、関東で起きている一連の強盗などの事件で、すでに逮捕されていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

強盗殺人未遂などの疑いで逮捕されたのは、いずれも職業不詳の
▼埼玉県朝霞市 栗原翔(くりはら・しょう)容疑者(27)、
▼住居不詳 加藤臣吾(かとう・しんご)容疑者(24)、
▼埼玉県越谷市 宇佐美巴悠(うさみ・ともちか)容疑者(21)、
▼神奈川県海老名市 18歳の男
の4人です。

警察は、関東で3日に逮捕されたこの4人を、きょう(4日)までに広島に移送しました。

警察によりますと、4人は、ほかの4人と共謀して、去年12月、広島市西区の時計・貴金属店の店舗兼住宅に侵入し、ここに住む男性(49)に対して、殺意をもって暴行を加たうえ、男性の両親にもけがをさせたほか、現金250万円や腕時計など90点(時価計2167万円相当)を奪った疑いがもたれています。

男性(49)は今も意識不明の重体だということです。

4人の認否については、今後の捜査に支障があるとして明らかにしていません。

警察は、実行犯を8人とみていることを明らかにしていますが、残る4人全員が、関東で起きている一連の強盗事件などで、すでに逮捕されていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

警察は県の枠を超えて連携し、一連の事件の全容解明を進めています。

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