国民民主党代表・玉木衆議院議員に聞く与党入りの条件とは?政党のくら替えをどう思う?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年2月4日に公開された動画ではゲストに国民民主党衆議院議員の玉木雄一郎氏をお招きし、与党入りの条件や国民民主党の政策提案力、政党の鞍替えについて語っていただきました。

自民党・立憲民主党の政策パクリ疑惑とは?

【このトピックのポイント】
・国民民主党の予算賛成について玉木氏は政策実現のためとし与党入りはやんわり否定。MC鈴木の質問に口ごもる場面も
・政府提出の法案や立憲民主党の主張の中には国民民主党発のものも。玉木氏「パクっていただいて結構」「より多くの政策を実現できる力をつけたい」
・政党のくら替えについて玉木氏「小選挙区なら有権者への説明責任を果たすべき」

玉木氏のプロフィールは以下の通りです。

YouTubeのたまきチャンネルは人気も高く、動画をきっかけに街頭演説に足を運ぶ有権者も増えてきているそうです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして玉木氏に回答していただきました。

どんな条件なら与党入りするの?

昨年、国民民主党は予算案に賛成したことで大いに注目を集めました。

与党入りもささやかれましたが、玉木氏はあくまで「政策実現のための協力」とコメント。今後実現させたい政策として賃上げと子育て政策の所得制限撤廃を訴えました。

MC鈴木が「その2つの提案を与党が飲んだうえで与党入りを望まれるなら?」と質問すると、玉木氏は「私の立場ではコメントしづらい」と珍しく歯切れの悪いコメントを返しました。

ただ、これまでの岸田政権や安倍政権が打ち出してきた政策の中には国民民主党発のものも多い、と玉木氏。

例えば今国会で政府提出の法案として提出される孤独・孤立対策の新法案は国民民主党が2019年の参院選で政策として掲げたものとのこと。玉木氏は「当時はけちょんけちょんに言われた」「著作権料をもらいたい」と吐露しました。

立憲民主党が唱える児童手当の延長や増額についても、国民民主党は2019年から主張していたこと。

玉木氏は「パクっていただくのは結構なんですけど、国民民主党がオリジナルであることを知ってもらいたい。そのために野党第3党でいるのはもったいないとは思う」とコメントしました。

「大臣のポストとかあった方がいいのでは?」と聞かれると再び言い淀む玉木氏。政権入りについては明言せず「良い政策をより早くより多く実現できる力をつけたい」と語りました。

所属政党を移るのはあり?なし?

立憲民主党に離党届を送付し、自民党への鞍替えを表明した今井瑠々氏。

玉木氏は比例代表選出の議員が政党を移ることは言語道断としつつ、小選挙区の候補者である今井瑠々氏に対しては「最後に判断するのは選挙区の有権者」とコメント。有権者への説明責任を果たすことを求めました。

これまで国民民主党から立憲民主党に移っていった議員に対して玉木氏は「去る者追わず来るもの拒まず」とコメント。「政策と理念が一致すれば幅広く受け入れたい」と続けました。

党勢拡大のためにはより多くの人が国民民主党に参加し、その人たちを引き留めることも重要です。その方策について聞かれると玉木氏は「選挙で勝ち続けることが一番大事」と断言しました。

さらに選挙に勝つためには有権者の協力も不可欠と玉木氏。「良い政策、良い政党だと思ったら応援して欲しい」「傍観にとどまらずいいね!を押したりポスティングに参加したり応援するアクションを有権者のみなさんにお願いしたい」と訴えました。

玉木氏「民主主義の最大の権力者は1人1人の有権者。議員は選ばれる側」「政治は1票の集合体でしかない」

玉木氏自身は党を移籍していないものの、党の変遷によって所属政党名が変わったことは何度もあります。そのことについて玉木氏は「所属政党はずっと同じという意識」とコメント。

2009年の民主党政権に言及しつつ当時の反省を踏まえ「経済政策、政治に向き合う立ち位置、組織の決定に従う文化。そういうものを守れる政党を地道に大きくしていきたい。それが国民民主党です!」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

どの条件なら与党入りする?MC鈴木の質問に玉木氏が珍しくたじたじに?

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