輝くかまくら 銀世界の蒜山彩る 真庭で「雪恋まつり」始まる

夜の会場を彩ったキャンドル入りのミニかまくら=グリーナブルヒルゼン

 真庭市蒜山地域の冬を彩る「ひるぜん雪恋まつり」が4日、同市蒜山上福田のグリーナブルヒルゼン一帯で始まった。目玉の巨大かまくらが4年ぶりに登場し、白銀の高原が家族連れらでにぎわった。5日まで。

 かまくらは高さ3メートル、直径3.5メートルで、雪まつりで全国に知られる秋田県横手市のかまくら職人直伝の2基がグリーナブルヒルゼンにお目見え。子どもたちが中で寝転んだり、大きな声を出したりしてはしゃぐ様子を家族が写真に収めていた。

 夕方には高さ約30センチのミニかまくら約800個にキャンドルがともり、神秘的な銀世界を雰囲気たっぷりに照らした。

 岡山市立御南小の4年生(10)と3年生(9)の姉妹は「あんなに大きなかまくらを見たのは初めて」と喜んでいた。

 5日は午前10時~午後6時。雪の中に隠されたお菓子を探す「宝探しゲーム」や雪上を走れる自転車の体験がある。まつりは横手市と蒜山の観光関係者の交流をきっかけに2013年から開催。新型コロナウイルス禍で20年以降は中止や規模縮小が続いていた。

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