生ガキによる食中毒に注意

香港では旧暦の年末年始に外食を楽しむ人が多いが、このところ生ガキによる食中毒が相次いでおり、政府衛生署衛生防護中心は市民に食物と衛生環境への注意を喚起している。2月1日の政府公報によると、1月24・25日にチムサーチョイに位置する「ゲートウェイホテル」内のレストラン「Three On Canton」で食事した5人が約30時間後に腹痛や下痢、嘔吐、発熱などを訴え、うち3人が医療機関を受診した。また2月2日にも当局は元朗のレストラン「唐」で2件(計6人)の食中毒が発生したと発表した。1月28日に同店を利用した男性2人と女性2人(37~43歳)が食後約38時間後に腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状を訴えたほか、1月30日に同店を利用した女性2人(24歳と27歳)に食後約38時間30分後に同様の症状が見られた。うち3人が医療機関を受診したという。一連のケースはいずれも生ガキを食べたことが原因だと見られているが、入院者はおらず、すでに全員の体調は安定しているとのことだ。

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