ドジャースがバレンズエラの背番号34を永久欠番に 球団史上12人目

日本時間2月5日、ドジャースは今年8月にフェルナンド・バレンズエラの背番号34を永久欠番とすることを発表した。日本時間8月12~14日の3日間にバレンズエラを特集したイベントが開催され、初日に永久欠番セレモニーを実施。2日目はバレンズエラのボブルヘッド、最終日はバレンズエラが貢献した1981年のワールドシリーズ制覇のチャンピオン・リング(レプリカ)が配布されるという。ドジャースは1991年3月にバレンズエラを解雇。その後、背番号34は30年以上にわたって着用選手がいなかった。

メキシコ出身のバレンズエラは現在62歳。1980年9月に19歳でメジャーデビューしたが、大旋風を巻き起こしたのは翌1981年だった。開幕ローテーション入りし、最初の8先発はすべて9イニングを投げ、7完投と5完封を含む8勝0敗、防御率0.50という圧巻のパフォーマンス。「フェルナンド・マニア」と呼ばれる熱狂的なファンが生まれ、最終的には13勝7敗、防御率2.48、180奪三振の好成績で最多奪三振のタイトルを獲得するとともに、新人王、サイ・ヤング賞、シルバースラッガー賞も受賞し、ポストシーズンでも3勝を挙げてワールドシリーズ制覇に貢献した。

ドジャースでは11年間プレーし、1986年の21勝を筆頭に9度の2ケタ勝利をマーク。その後、エンゼルス、オリオールズ、フィリーズ、パドレス、カージナルスを渡り歩き、メジャー通算17年間で173勝153敗2セーブ、防御率3.54、2074奪三振を記録した。

ドジャースの永久欠番はピー・ウィー・リース(1)、トミー・ラソーダ(2)、デューク・スナイダー(4)、ギル・ホッジス(14)、ジム・ギリアム(19)、ドン・サットン(20)、ウォルター・オルストン(24)、サンディ・コーファックス(32)、ロイ・キャンパネラ(39)、ジャッキー・ロビンソン(42)、ドン・ドライスデール(53)に次いでバレンズエラが12人目。「多くのレジェンドを含むグループの一員になるのは、とても光栄なこと」と語ったバレンズエラは「これはファンのためでもある。彼らは僕のキャリアをサポートし、応援してくれた。彼らも喜んでくれると思う」とファンへの感謝を口にした。

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