ドジャースがロハスと契約延長 2年1100万ドル+球団オプション1年

日本時間2月5日、ドジャースはミゲル・ロハスとの契約を2024年まで(球団オプションを含めると2025年まで)延長したことを発表した。ロハスは今年1月のトレードでマーリンズから9年ぶりに古巣ドジャースへ復帰。マーリンズと結んでいた2年契約は今季が最終年であり、今季終了後にFAとなる予定だったが、ドジャースはその契約に1年600万ドル+球団オプション1年を付け加える形で契約延長を実現させた。既存の契約と合わせ、ロハスには2年1100万ドル+球団オプション1年が与えられることになる。

米メディアの報道によると、ロハスの今季の年俸は500万ドルだったが、これが契約ボーナス150万ドルと年俸350万ドルに分割されることになったようだ。2024年の年俸は500万ドルで、2025年の球団オプションは年俸500万ドルまたはバイアウト100万ドル。よって、ロハスには少なくとも1100万ドルが保証され、オプションが行使された場合、3年間の総額は1500万ドルとなる。

ベネズエラ出身のロハスは現在33歳。2014年にドジャースでメジャーデビューして85試合に出場し、同年オフのトレードでマーリンズへ移籍した。マーリンズでは2018年からレギュラーに定着し、正遊撃手として活躍。チームリーダー的な存在として若手の多いチームを引っ張っていた。昨季はキャリアで2番手に多い140試合に出場。打率.236、6本塁打、36打点、9盗塁、OPS.605と平凡な成績に終わったが、遊撃での守備防御点+15は自己ベストの数字だった。

マーリンズでは正遊撃手を務めていたロハスだが、古巣ドジャースでは内野のユーティリティとして起用される見込み。ドジャースは三塁にマックス・マンシー、遊撃にギャビン・ラックスを置き、二塁には有望株ミゲル・バルガスを抜擢する方針を固めており、ロハスはこの3ポジションのバックアップを担う。また、デーブ・ロバーツ監督は必要に応じてロハスに左翼を守らせる可能性があることも示唆。これに対してロハスは「常に162試合ショートを守るつもりで準備しているけれど、必要とされることはなんでもやる」と頼もしいコメントを残している。

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