天気は周期変化 西・東日本の太平洋側で降水多い予想 10日(金)は東京都心でも雪か

 あす6日(月)以降は日本付近を高気圧と低気圧が短い周期で交互に進む見通し。そのため天気は周期変化しそうだ。これまで雨の少なかった西日本や東日本の太平洋側でも雨が降り、この時季としては降水量が多くなる見込み。
 また、10日(金)は西日本や東日本の太平洋側で雪の降る所があり、普段雪の少ない東京都心など関東平野部でも雪が降って積もる可能性がある。

この先は冬型の気圧配置は長続きせず

 きょう5日(日)の日本付近は、大陸から移動してくる高気圧に覆われて日本海側の雪の範囲は次第に狭くなる見込み。太平洋側を中心に穏やかに晴れ、日ざしには季節の歩みを感じられそう。
 この先、日本付近はこれまでと異なり西高東低の気圧配置が長続きせず、高気圧と低気圧が短い周期で交互に進んでくる見通し。そのため、天気は周期的に変化しそうだ。

あす~あさって 西から天気は下り坂

 あす6日(月)からあさって7日(火)にかけては、西から前線を伴った低気圧が近づくため西からゆっくり天気は下り坂となりそう。西日本や東日本では広く雨が降り、太平洋側では雨足が強まるおそれがある。

 8日(水)から9日(木)にかけては西高東低・冬型の気圧配置となり、北からは寒気が流れ込む見通し。そのため、北陸や北日本の日本海側で雪が降りそう。
 これまでの大雪で積雪が多くなっている所では、引き続きなだれや落雪、除雪作業中の事故などに気をつけたい。

10日(金) 東京都心など関東平野部で雪予想

 その後、10日(金)になると寒気が残る中で日本の南岸を低気圧や前線が進みそう。そのため、西日本や東日本の太平洋側で雨ではなく、雪の降る所がある見通し。

 普段雪の少ない関東平野部で雪が降り、東京都心でも一時的に雪が降る可能性がある。なお、上空の気温が少し下がるだけで東京都心でも雪が積もるおそれもある。関東平野部の雪は予想が難しく、まだ予報にはブレがあるため今後も最新の情報に注意が必要だ。
 また、10日(金)の予想最高気温は東京4℃と寒の戻りとなるため、体調管理にも気をつけたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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