マッチングアプリ利用 Z世代の3人に1人が4人以上と同時進行 婚活ど真ん中世代・40代以降と比較調査

マッチングアプリ「Omiai」を運営する株式会社ネットマーケティングがこのほど、株式会社Parasolが運営する『恋愛婚活ラボ』と共同で、Omiai会員を対象に、「Z世代」(18~25歳)「婚活ど真ん中世代」(26~40歳)「40代以降」(41歳以上)のマッチングアプリの使い方について比較調査した結果を発表した(調査人数:786人、『恋愛婚活ラボ調べ』)。

「マッチングアプリで同時にメッセージ交換をしている相手の人数」を調査したところ、Z世代は「4人以上」という回答が33・3%。「婚活ど真ん中世代」の約1・5倍、「40代以降」の約4倍となった。

同社は考えられる理由として、Z世代は恋愛・勉強に効率的に使おうと考える「タイムパフォーマンス意識」つまり“タイパ意識”を強く持っていると分析。一人と長くやりとりを続けるよりは、同時並行でやりとりを行い、その中から気の合う人を探し、効率よくデートにつなげ恋人関係に発展させていく傾向があるとみている。

「マッチングアプリ内で出会った異性とデートに行く約束をするまでの日数」では、Z世代は「1週間未満」が20・0%で第1位、婚活ど真ん中世代、40代以降と比べて約2倍以上多い結果となった。

こちらもZ世代の“タイパ意識”の高さがうかがえた。マッチングアプリでは相手といくらメッセージを続けても、深く知ることは難しい場合が多く、「メッセージのやりとりの多さ、期間の長さ」と「交際できる確率」には一般的に相関関係はなく、長期間のメッセージのやりとりが無駄になることも珍しくない。そのため、簡潔なメッセージのやりとりを行い、問題ない相手と判断出来たらすぐに実際に会い、短期間で交際するかを判断する傾向があるとしている。

「絵文字の使用数」ではZ世代の97・8%が絵文字の数を2個未満と回答。婚活ど真ん中世代の66・9%、40代以降の70・2%。Z世代は短文で非常に簡潔なメッセージの傾向があるとわかった。

これは、幼少の頃からコミュニケーションツール「LINE」で、必要な内容を簡潔にテンポよくやりとりすることに慣れており、LINEと同じ感覚でマッチングアプリでもやりとりしていると考えられる。また、“タイパ意識”が非常に高いため「長文は送信、返信ともに時間がかかり面倒だ」という観点を持つことも、理由の一つとみている。

(よろず~ニュース編集部)

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