PGAツアーの試合中にキャディが倒れ心肺蘇生 同組選手は一時中断

ペブルビーチGL ※撮影は2019年全米オープン(撮影/今井暖)

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 2日目(3日)◇ペブルビーチGL(6972yd、パー72)、スパイグラスヒルGC(7041yd、パー72)、モントレーペニンシュラCC(6934yd、パー71)

大会2日目にアマチュア選手のキャディが試合中に倒れ、救命措置がとられる事態に見舞われた。ペブルビーチGLの11番をプレー中、倒れた男性は警察官の心肺蘇生で一命を取り止めて担架で運ばれ、救急車で近くの病院に搬送された。

アクシデントの直後、同組だったPGAツアー選手のボウ・ホスラーとマックス・マクグリービーはプレーを一時中断。ボールをマークしてクラブハウスに戻り、最終組の後ろに回ってプレーを再開した。ホスラーは第2ラウンドを4バーディ、4ボギーの「72」、マクグリービーは2バーディ、5ボギーの「75」でプレーした。

2組後ろで回っていたハリー・ヒッグスはその光景を目の当たりにし、「もうゴルフはどうでもいいって感じだった」とプレー続行を戸惑ったという。「11番をティオフしたらキャディがいたグループが横にいて、彼らは明らかに感情的になっていた。お互いに抱き合ってもいた。私はルールオフィシャルを呼んで『このまま続けていいんだよね?』って。続けるにしても、失礼なことにならないようにしたかった」

AP通信によると、男性は回復状態に向かっている。ツアー関係者と相談の上、ホスラーとマクグリービーはいずれもキャディの家族に配慮して記者会見は行っていない。

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