「福は内」寒さに負けず豆まき! 足湯スポットもにぎわい

節分を迎えた2月3日、都内各地では豆まきが行われ、大人も子どもも1年の幸せを願いました。一方、この日も厳しい冷え込みとなり、都心に出現した温かい足湯スポットもにぎわいました。

日差しが少なく真冬並みの厳しい寒さとなった中、台東区の仲見世通りには紙でできたかみしも姿で練り歩く園児たちの姿がありました。浅草寺の本堂に到着した園児およそ270人が「豆まきの歌」を披露していると、そこに現れたのは金棒を持った赤鬼と青鬼です。園児たちは悲鳴を上げながらも「福は内」と、浅草寺の教えでもある鬼に対しても慈悲の心で「鬼は外」の言葉は言わずに豆をまいていました。園児らは「楽しかった」「(鬼は)怖くなかった」などと話していました。

節分の豆まきは府中市の大国魂神社でも行われました。俳優の内藤秀一郎さんに加え、厄よけ神事を受けた今年の年男や年女の人たちが境内に集まった人たちに袋に入った福豆をまいていました。参加した人は「(もらった豆は)100粒ぐらいある。楽しかった」「節分祭が久しぶりに行われて希望が見えてきたなという感じがするので、良い1年にしたい」などと話していました。

<サンシャインシティに足湯 寒い日でもぽっかぽか>

4日の立春を前に、この日の都内は一段と寒い1日となり、体を温めるスポットもにぎわいました。

池袋のサンシャインシティで始まったのが、無料で足湯が楽しめるイベントです。愛媛県産のかんきつ類=ジャバラが入った足湯や、昆布の食べられない部分を活用した「こんぶの湯」など全部で8種類のお湯が用意され、来場者が体と心を温めていました。会場に来た人の中には「お店で待っていて冷えていたが、足湯に入って温まってよかった」と話す人や「足湯を初めて体験したが、とてもいいものですね」(オーストラリアからの観光客)と話す人もいました。

サンシャインシティ・コミュニケーション部の長見宏平さんは「寒いのでぜひ足元から温まってもらえれば。銭湯のことや銭湯の方々が取り組んでいることなども展示しているので、知ってもらえればうれしい」と話しています。太陽の光のように温めてくれる「さんしゃいんの湯」は、2月5日午後7時まで開催しています。

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