おかやまマラソン11月12日 コロナ禍前と同規模で開催

「おかやまマラソン2023」の大会概要を決めた実行委総会

 岡山市内が舞台となる「おかやまマラソン」の実行委員会は6日、第7回となる2023年大会を11月12日に開くと決めた。フルマラソンの定員を22年大会より3千人増やして1万5千人とし、5.6キロのファンラン(定員1400人)も復活。総定員は1万6400人となり、新型コロナウイルス禍前の19年大会と同じ規模となる。

 大会は感染拡大の影響で20、21年と2年連続で中止。22年はフルマラソンの定員を減らして開催し、ファンランは取りやめていた。両種目ともコースはこれまでと同じで、ジップアリーナ岡山(同市北区いずみ町)前をスタートし、シティライトスタジアム(同)でフィニッシュする。

 外国人ランナーを対象にした「海外枠」も4年ぶりに設け、フルマラソン120人、ファンラン30人分を確保する。出場申し込みはフルの岡山県民優先枠(2千人)が4月12~19日、それ以外は同20日から受け付ける予定。募集要項は3月下旬に公表する。

 大会のPR役を担うスペシャルアンバサダーは同市出身で女子マラソン五輪連続メダリストの有森裕子さん、アンバサダーは天満屋陸上部ヘッドコーチでシドニー五輪女子マラソン日本代表の山口衛里さんが引き続き務める。

 実行委は6日、岡山市内で総会を開いて大会概要を決めた。実行委の越宗孝昌会長(山陽新聞社相談役)は終了後「感染対策をしっかり講じた上で、ボランティアや沿道観戦などいろいろな形で多くの人に参加してもらいたい」と述べた。

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