日本キッズ食育協会が運営する青空キッチン

「青空キッチン」は一回限りのイベント型料理教室とは異なり、「料理」を日常の一コマと捉え、楽しみながら、生きていくうえで必要不可欠な「食育」を自然に学ぶことができる3歳から小学生のための食育スクールです。

今回は、子どもの食育、子どもに伝える食育を推進している団体、日本キッズ食育協会が運営する「青空キッチン」熊本校の主宰を務める松野文枝さんのお話をご紹介します。

プロフィール
【青空キッチン】熊本校主宰 松野文枝
マスタートレーナーとしてキッズ食育トレーナー養成講座の開催、コラム執筆、食育講座などを行っています。

キッズ食育トレーナーになった理由は?

松野さん:背が小さくて、食に興味がなく食べない子を悩みながら育てる中で、笑顔で楽しいはずの食卓が、家族にとって苦しい食卓になっていることに気が付きました。そこで食べることだけに注意を払うのではなく、日々の食卓を楽しくするという工夫を取り入れたら、我が子の食の悩みは軽減してきました。この経験を自分と同じ悩みを持つ方たちに役立てたいと、子どもに特化した食育を学べる日本キッズ食育協会の「キッズ食育認定マスタートレーナー」の資格を取得しました。大人向けに養成講座を開催し、子どもたちには、青空キッチン熊本校を主宰し、食の大切さを伝えながらレッスンを行っています。

青空キッチンの活動内容を教えてください

松野さん:料理(調理)と教育の融合です。「さまざまな食材・料理に触れる」、「素材から調理する」「自分でやってみる」、「お友達と協力する」、「新しい知識や発見」等、料理を通じて、子どもの五感を育てます。また、考える力、表現力、社会性をはぐくみ、子ども達の潜在能力を引き出すお手伝いをします。「青空キッチン」のカリキュラムは料理をイベント的に体験するのではなく、日常の一コマとして、また、体作りや将来作りの土台を築くための多面的な取り組みをしています。

最近の取り組みについて教えてください

松野さん:食育を伝える中で、大事なことの1つは食選力。たくさんの素材から好みのものを選べる時代だからこそ、自分にあった身体に優しい素材を選びたいと心がけています。その中で、私が常備しているものが豆乳です。豆乳というと飲むだけの物という印象もあると思いますが、料理やお菓子作りにも活用できる万能素材だと思います。私のレシピには豆乳を使っているものもあり、普段の料理でも乳製品の代わりに豆乳シチューや豆乳鍋など様々な料理に利用しています。また、アレンジも多様で、豆乳のチーズ作りやケーキクリームなどにも美味しく変化する豆乳の魅力にハマり、レシピを作っています。豆乳は植物性の素材なのに美味しさが増し、不思議とコクが生まれるので、是非皆さまも気軽に豆乳を食卓に取り入れてお楽しみください。


松野さん、日本キッズ食育協会の取り組みについてお聞かせいただきありがとうございました。
(2022年10月発行ソイミルクニュース40号掲載コラムより転載)

© 株式会社VAインターナショナル