1月の寒波で宮城・登米市の長沼が凍る ワカサギ漁ができず品切れに

6日の宮城県は、日中気温は上がりましたが朝は厳しい冷え込みとなりました。この冷え込みの影響で登米市では沼が凍ってしまい、ワカサギ漁ができない状態が続いているということです。

6日の最低気温は古川でマイナス7.7℃、米山でマイナス6.3℃、丸森でマイナス4.2℃などと県北部を中心に平年を下回り、登米市の長沼は凍っていました。

ワカサギ漁師阿部正一さん「見ての通り氷が10センチ位張っておりまして、漁ができない状況になります」

登米市迫町の阿部正一さんは、毎年12月から3月までの間に長沼でワカサギ漁を行っていますが、1月の寒波によって沼全面が凍ってしまい、その後も溶けず漁ができない状態が続いているということです。

ワカサギ漁師阿部正一さん「(1月26日の)午前6時ごろ来た時には沼は凍っていませんでした。ところが(同じ日の)午前8時ごろ来て船を出そうと思ったら、その時には沼が全域凍っておりました」

最近は日中に気温が上がる日も増えてきましたが、朝の最低気温が連日氷点下と厳しい寒さが続いているため、なかなか氷が溶けないということです。

沼が凍り漁が出来ないのは3シーズン連続で、特産化を目指し2021年から始めたワカサギの販売も、漁ができないため品切れが続いています。

ワカサギ漁師阿部正一さん「登米市の名物として旬の名物としてなんとか売り出したいとやっていますので、早く暖かくなって氷が溶けたらすぐ漁に出て皆さんに提供していきたいなと思っております」

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