3年ぶり「感無量!」 雪の世界の熱い闘い 広島雪合戦大会(庄原市 高野町)

コロナ禍で開催が見送られていたさまざまなイベントが戻ってきています。広島・庄原市では、あたり一面、雪の世界で、熱い戦いが3年ぶりに繰り広げられました。

坂本可織 記者
「あたり一面、真っ白なここ庄原市 高野町でまさに今、冬ならではの真剣勝負が繰り広げられています」

3年ぶりの大会には、「一般」「レディース」「ジュニア」の3部門に県内外から36チームが参加しました。会場は、選手や観客あわせておよそ700人でにぎわいました。

大会のために帰省した参加者
「最高ですね。ずっと待っていたので。愛知県から(大会開催が)決まったとき、3か月くらい前から仕事の休みをとって、もう来るって決めていたので。うれしかった」

1セット3分間の3セットマッチで、使える雪玉は270個まで…。金型を使用して対戦前に作ります。

前回大会の3年前は、暖冬による雪不足でほかの球を使ったため、本物の雪玉を使うのは4年ぶりです。

坂本可織 記者
「こちら、実際に使われる雪玉なのですが、直径約8センチでずっしりしていて、かなりかたいです」

試合では1チーム7人の選手がシェルターに身を隠しながら相手選手に雪玉を投げつけます。

相手チームの陣地にあるフラッグを奪うか、最後まで雪玉に当たらずに残った人数が多い方が勝ちとなります。

中でも注目は「一般の部」で3連覇中の地元・高野のメンバーからなるチーム「雪人(ゆきんちゅ)」です。

順調に決勝まで進みましたが…。

惜しくも敗れました。

一般の部 チーム「雪人」
「4連覇がかかっていたので優勝したかったですけど、負けてしまって悔しいですね。やっぱり負けるのは。3年ぶりに雪合戦をやれて楽しかったです。リベンジしたいと思います」

初優勝を果たしたチーム「雪ばか」は、地元・高野の中学生から社会人までがメンバーです。

一般の部 チーム「雪ばか」
「相手はめっちゃ強くて、勝てると思ってなかったんですけど、勝ててよかったです」

ジュニアの部 あさひスポーツクラブ
「初めて外で雪のあるところで(試合を)したので、最初はすごく不安で、とても緊張していたけれど、やってみると緊張もほぐれて楽しくできました」

広島雪合戦大会 加島俊次 実行委員長
「(3年ぶりの開催は)うれしい限りです。感無量。雪を楽しんでもらえたと感じられる大会でした。全国的に広がりのある競技なので、それを広島から発信できたらなと思う」

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