逗子市観光協会は6日、4年ぶりとなる逗子海岸花火大会を5月26日に開催すると発表した。物価や人件費の高騰などが重なり、1千万円ほど予算が不足しており、市民に寄付や協賛金を呼びかけている。
例年10万人が集まる人気イベントだったが、コロナ禍に加え、東京五輪で警備員の確保が困難となったことや、セーリング競技開催の影響などで3年連続で中止となっていた。
今年は感染状況も緩やかになりつつある状況を踏まえて開催を決定。午後7時半から同8時15分まで、3隻の台船から例年並みの7千発を打ち上げる予定だ。
ただ、物価高騰などで予算は2019年の6千万円から7200万円に膨らんだ。不足分を補うため、コンビニや飲食店に募金箱を置いたり、有料の観覧席を設けたりして、協力を呼びかける。
大会実行委員長でもある山上良観光協会長は「みんなで作る花火大会。笑顔と元気があふれるように大輪の花火を上げたい」と話している。