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芸術的にカットされた色とりどりの果物に目を奪われます。静岡県産の旬の果物を中心に、華やかに盛り付けた贅沢なパフェです。2019年、浜松市の遠州鉄道助信駅近くにオープンした「フルーツパーラーTASTAS(たすたす)」。パフェやフルーツサンドが楽しめる店です。
こちらは定番の「フルーツパフェ」。クラウンメロン、「せとか」という品種の柑橘、バナナ、章姫をふんだんに使い、中には自家製のパイナップルのシャーベット、イチゴのアイス、バニラアイスが入っています。
店主の柘植亨将さんと、妻・真妃さんが二人三脚で頑張っています。
<フルーツパーラーTASTAS 店主 柘植亨将さん>
「うちの特徴はフルーツの鮮度をすごく大切にしていて、注文が入ってからフルーツを切り始めて、切りたてのフルーツは食べた瞬間の食感とか風味が全然違うんですよ。フルーツによって熟れ具合とか、食べ頃とかもあるんで、それを自分で見極めて、調整して提供しています」
新鮮なフルーツを提供したい。柘植さんは、浜松市の中央卸売市場に足を運び、果物の仕入れをしています。
<女性客>
「新鮮です。めっちゃみずみずしい」
「同じフルーツでも、限定品や種類があるので、次はこれ食べようみたいな感じで何回も来ちゃいますね」
さらに、おいしいパフェを作るための工夫は、自家製アイスにも。
<フルーツパーラーTASTAS 店主 柘植亨将さん>
「フルーツに含まれる糖分は『果糖』で、甘味のキレがあって、甘ったるくないっていうのが特徴。(アイスに使う)砂糖も、何種類か混ぜて作っています。これによって、果糖に近い糖分を作っています。甘ったるいアイスだと、パフェにした時に食べきれない、甘ったるかったなというパフェになってしまうので」
今が旬、静岡県産の「章姫」を使った「いちごブリュレ」もあります。バニラとイチゴのアイス、焼き菓子などを一緒に詰め込みました。表面はカスタードクリームの上にグラニュー糖を乗せ、バーナーで炙りました。焼きたてブリュレの香りが、たまらない一品です。
亨将さんは静岡県湖西市出身。製菓専門学校卒業後、パティシエとして働いていた店で新鮮なパイナップルと出あい、フルーツの魅力にはまったといいます。
<フルーツパーラーTASTAS 店主 柘植亨将さん>
「それまでフルーツって言ったら、正直缶詰のパイナップルとか黄桃とか、みかんのシロップ漬けとかを風邪ひいた日に食べるくらいのイメージだったんですけど、生のパイナップルを食べた時の甘味とか風味、酸味が完璧でフルーツってこんなにおいしいんだっていうことをすごい、感じたんですね」
その後、亨将さんはフルーツの本場ともいわれるタイにも足を運びました。
<フルーツパーラーTASTAS 店主 柘植亨将さん>
「屋台でフルーツ店が連なっている感じ、目の前でカットしてくれるし、パックに詰めてくれるし、すごい身近だなって感じたんですよね」
おいしいフルーツをもっと身近に楽しんで貰いたい。亨将さんは、専門学校時代の同級生だった真妃さんと結婚し、28歳で地元浜松に念願のフルーツパーラーを構えました。
<妻の真妃さん>
「使う物も作るパフェも、びっくりするくらいこだわりが強くて、だからこそ愛されているのかなって思いますね」
2人のこだわりの一品、「いちごチーズパフェ」です。イチゴと自家製チーズクリームの相性は抜群。すっきりとした後味で、イチゴの風味をしっかりと感じられます。
<フルーツパーラーTASTAS 店主 柘植亨将さん>
「今後も、妻とスタッフと一緒にずっとお客様・地元に愛されるお店を続けていけたらなっていうのが一番です」
「いつもありがとう」
<妻の真妃さん>
「ありがとう」