都内の企業で一足先に「感染対策」撤廃 マスクの着用は任意に

今年5月の「5類」への引き下げを前に、東京都内のIT企業では一足早く社内のコロナ対策のルールを変更し、マスクの着用も任意にしました。

IT大手のGMOインターネットグループでは2月6日から社内での新型コロナの感染対策を撤廃し、設置されていたアクリル板の撤去作業が行われました。2022年9月から仕切りのある場所に限って「脱マスク可能」となっていた社内ルールはこの日から"どんな場所でも着用を任意”とする方針となりました。GMOインターネットグループの新野貴史さんは「12月に社内アンケートを取った時、さらなる緩和を期待したいという答えが多かった。また、若干だが感染者数も落ち着いてきているということもある」と話します。また「ビジネスする上でのコミュニケーションを非常に大事にしている会社ということもあるので、いち早く撤廃することでコミュニケーションをどんどん活性化していきたいというのが一番の意図」と話し、マスクとアクリル板がなくなることでさらなる社員同士の会話を期待しています。

なお、手洗いや消毒といった基本的な対策は継続し、来客時は先方に確認してケース・バイ・ケースで対応するということです。

こういった"会社が定める社内の感染対策ルール”について、街の人にも意見を聞いてみると「(うちの会社では)社内みんなでご飯を食べに行くことも推奨されず新入社員とも仲良くなれていないと感じているので、どんどん撤廃してもらって一緒にしゃべれるようになれたらいい」と"社内での脱マスク・賛成派”の声も聞かれた一方、「会社の中ではマスクはしていた方がいいんじゃないかな。個人的には顔の表情が見えないということより誰もが健康でいられる方がいいんじゃないかと思う」と"社内での脱マスク・慎重派”の意見も聞かれました。

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