世界100以上の国立公園や動物園を巡った旅行家が語る”世界のイチオシ国立公園3選”「一期一会の旅」

国内外、計100以上の国立公園動物園を巡ってきた旅人のMamoさん。今回はそんな豊かな経験を持つ彼ならではの”世界のおすすめ国立公園3選”を紹介する。

世界の100以上の国立公園や動物園を巡ってきた旅人のMamoさん (C)Zoo

Mamo さんは現在、もっとみんなに動物に会いに行ってほしい!という想いの元、動物園や国立公園に関する情報発信を SNS や WEB サイトを通じて行なっている。幼い頃から動物園へよく連れていかれたり、「ウルルン滞在期」や「いきもの地球紀行」といったテレビ番組、父が購読していた「ナショナルジオグラフィック」に影響され「いつか野生動物を見たい」と思うようになったMamoさん。大学生だった2014年に初めてタンザニアのサファリに行った時に動物を見る旅の魅力にハマり、大学卒業後は旅行会社で働くも、「国立公園の動物達の野生の姿が見たい」「世界の動物園に行きたい」と夢に気づき退職を決意。世界一周するバックパッカーになったそう。

(C)Zoo

【世界のイチオシ国立公園3選】

・コルコバード国立公園(コスタリカ)

コルコバード国立公園まではボートで…まさに秘境! (C)Zoo
コルコバード国立公園の象徴、ベアードバク (C)Zoo

半島上にあり、陸路で訪れることができない公園であるため、今も手付かずの大自然が今でも残っており、絶滅危惧種のベアードバクをはじめ、マントホエザルやハナジロハナグマなどや多種多様な生物が暮らしている。「コスタリカ最後の秘境」と呼ばれることもあるそう。

・セレンゲティ国立公園(タンザニア)

まるで「ライオンキング」の世界 (C)Zoo
どこまでも広がる地平線とシマウマの群れ (C)Zoo

360度果てしない平原が広がる東アフリカ最大の国立公園。総面積は実に四国の約80%。世界自然遺産にも登録されており、300万頭以上の哺乳類が暮らしているがその3割がヌ―だと言われている。他の国立公園と比べてもはるかに広大かつ雄大な景色が広がり、自分自身がちっぽけに感じてしまうくらいのスケール感だという。

・バンダウガル国立公園(インド)

バンダウガル国立公園はベンガルトラの個体数密度が最も高い場所のひとつ(C)Zoo
アクシスジカの群れ (C)Zoo

絶滅危惧種のベンガルトラを見ることのできる国立公園。トラは自然界に生き残っている個体種はわずか4000頭程と言われ、見ることさえも貴重な生物。公園内でも遭遇確率はかなり低いが、その分出会えた感動は素晴らしいとのこと。その他、世界一美しいシカと呼ばれるアクシスジカなども観察できる。

◇◇

Mamoさんにこれまでの旅の感想を聞いたところ「動物に会いに行く旅は一期一会であり自分だけの体験になる。目当ての動物に会える会えないというギャンブル感も面白く、動物の生態だけではなく置かれている状況を学ぶこともできます」とのこと。

今回ご紹介した他にもMamoさんは、かわいい動物を見ながら野生動物問題について学べるシェルドリック動物孤児院(ケニア)や独創的で印象深いとエルサレム聖書動物園(イスラエル)をおすすめしている。また、おすすめ動物園のイチオシ5選もMamoさんのWebサイトで見ることができるので、ご興味ある方はぜひ参考にして訪れてみてほしい。

Mamoさん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/zoottotabishiyo
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/zoottotabishiyou/
Webサイト「Zooっと旅しよう!」:https://zoottotabishiyou.com/

(よろず〜ニュース特約・近藤 理菜)

© 株式会社神戸新聞社