4年ぶり「足利っ子凧あげフェスティバル」 揚がり具合1位は相生町の63連だこ

1位になった相生町青少年育成会の連だこ

 【足利】市青少年育成会連絡協議会などが主催する第17回足利っ子凧(たこ)あげフェスティバルが5日、伊勢南町の渡良瀬運動場で開かれた。台風被害や新型コロナウイルス禍のため4年ぶり。

 育成会、中学校など7団体から約350人が参加し、手作りの大だこ、連だこ計9基の揚がり具合を競った。

 この日は時折、弱い東風が吹くたこ揚げには不利な天候で、参加者たちは風が吹き出すと、たこ糸をつかんで走り出し、苦労しながらたこを揚げていた。

 審査の結果、弱い風を味方に63枚の連だこを安定して揚げた、初出場の相生町青少年育成会が1位を獲得した。東山小5年酒井千尋(さかいちひろ)さん(11)は「連だこはごみ袋と竹ひごを材料に、自治会館で手作りした。みんなで頑張ろうという気持ちがあったので、勝てたのだと思う。うれしい。来年は120枚揚げたい」と笑顔を見せた。

 

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