清水新スタジアム JR清水駅東口が最有力候補地に 津波や液状化対策でコスト不透明…“アイスタ改修案”も残す

サッカーJ2清水エスパルスの新たなスタジアムの最有力候補地が、JR清水駅東口に決まりました。ただ、課題とされる安全面やコストの検証はこれからで、現行スタジアムの改修も代替案として残されています。

5回目となった2月7日の検討委員会では、新サッカースタジアムの候補となっていた「JR清水駅東口 ENEOS 製油所跡地」と「IAIスタジアム日本平改修」の2案について、静岡市が実施したパブリックコメントの結果が報告されました。

パブリックコメントでは、静岡市内外から計916人の意見が集まり、JR清水駅東口での整備について、アクセスのよさや地域活性化の可能性を評価するなど概ね、検討委員会の認識と同じことが判明。ただ、津波や液状化への対策が必要で、整備にかかるコストが不透明なため、JR清水駅東口を最有力候補地とした上で、実現不可能となった時の代替案としてIAIスタジアム日本平の改修を残す形となりました。

<エスパルス 山室晋也社長>

「清水駅に近い交通アクセスがいい場所ですので、まちづくりを考えても非常にいい場所。単なるスタジアムではなく防災の機能を兼ね備えたものが実現できれば」

静岡市は年内には2つの案それぞれのコストを試算する方針で、その後、検討委員会でJR清水駅東口での整備が可能かどうかを判断することになります。

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