ちょっと欲しくなる、魅惑の「2トーンカラー」ユニフォーム10選

ジェフユナイテッド千葉や京都サンガなど、2023年のJリーグクラブでも使われている「2トーン」。

配色が左右非対称のアシンメトリーカラーで、ハーフ&ハーフやバイカラーなどとも呼ばれる半々スタイル。不思議な魅力のあるデザインだ。

ここではそんあ2トーンのサッカーユニフォームから、デザインが印象的だった10着をご紹介したい。

ブラックバーン

ブラックバーン・ローヴァーズ 2002-03 Kappa ホーム

2トーンユニフォームの代表格とも言える存在のブラックバーン。時代によって青白の配置が逆だったり、あるいはブルーの濃さが変わることもあるが、1870年代からこのスタイルを貫いている「半々カラーのレジェンド」だ。

ジェノア

ジェノア 2009-10 Asics ホーム

在イングランド人のクリケットクラブとして誕生したジェノアは、レッドとブルー半々が伝統的なキットカラー。レッドはイギリス国旗から取り入れ、ブルーはホームタウンのジェノヴァが港街であることから海を意味する。三浦知良も着た90年代errea製キットや、その後のAsics製やLotto製など、各時代に優れた半々ユニフォームが存在する。

ポートランド

ポートランド・ティンバーズ 2021 adidas ホーム

メジャーリーグサッカー(MLS)のポートランド。2021シーズンはチームカラーのグリーンを濃淡で表した半々カラーリングを採用した。メーカーロゴや胸スポンサー「Alaska AIRLINES」などをゴールドで彩るデザインは、このシーズンのMLSでトップクラスの美しさである。

フェイエノールト

フェイエノールト 2010-11 Puma ホーム

レッドとホワイトの2トーンを使い続けるフェイエノールト。1908年のクラブ創設当時は「赤のボディに青の袖」というユニフォームだったが、1912年から現在の半々デザインへと変更している。宮市亮が在籍していた2010-11シーズンの襟付きキットは歴代でも屈指の好デザインだ。

バルセロナ

バルセロナ 1999-2000 Nike 100周年記念

1999年のクラブ創設から100周年を迎えたバルセロナの記念ユニフォーム。デザインには100年前と同じレッドとブルーが半々のスタイルを採用した。エンブエムを中央に配置し、その両脇に「1899」と「1999」をレタリング。気品が漂うこのキットは数年後に復刻版も発売されたほどの人気ぶりだった。

ポーランド

ポーランド代表 2019 Nike 100周年記念

1919年に創設されたポーランドサッカー協会(PZPN)の創設100周年を記念した特別ユニフォーム。2019年6月に首都ワルシャワで開催されたユーロ2020予選のイスラエル戦で着用している。この記念キットはPZPNの創設年にちなんで1,919着のみ限定で販売された。

ローマ

ローマ 2001-02 Kappa チャンピオンズリーグモデル

名門ローマはこのシーズンのカップ戦用ユニフォームに異色の半々カラーを採用。あまり馴染みのないデザインだったが、それがかえって斬新かつ新鮮な印象を与えた。異色の半々スタイルとはいえ、キットカラー自体は実にローマらしい2色でまとめている。

ヴォルフスブルク

ヴォルフスブルク 2007-08 Nike ホーム

長谷部誠がヴォルフスブルクで最初のシーズンに着たユニフォームは、グリーンとホワイトで2トーンを構成するデザイン。開襟襟タイプのクラシックなキットは、当時のNikeが得意としていたスタイルである。胸スポンサーはレプリカユニフォームだとフォルクワーゲンのロゴだったが、選手用は主に車種名「TIGUAN」を付けていた。

川崎フロンターレ

川崎フロンターレ 2018 Puma ホーム

2018シーズンは久しぶりにブルーとブラックの半々デザインを復活させた川崎F。スタイリッシュなこのキットを着てJ1リーグ2連覇を達成した。ボディに2トーンを採用の場合、袖のカラーリングがデザイン上のポイントとなるが、こちらも見事に調和のとれた2トーンで彩っている。

アトラス

アトラス 2021-22 Charly ホーム

南米や北中米にも2トーンを使うチームがいくつか存在するが、メキシコのアトラスはその代表的な存在。エンブレムと同じレッドとブラックで半々に色分けするスタイルを基本的に採用する。

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現在はメキシコのブランドCharlyとサプライヤー契約を結んでいるが、過去にはadidas、Nike、Pumaの世界3大ブランドや、メキシコユニフォーム好きに人気のAtleticaとも契約。あまりメジャーな存在ではないが、いつの時代も素晴らしいユニデザインが多いチームの一つである。

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