無断欠勤続け「お世話になりました。帰りません」 海自、護衛艦乗員の男性海士を懲戒免職処分

海自護衛艦ゆうぎり

 正当な理由なく20日以上欠勤したとして、海上自衛隊は7日、横須賀基地(横須賀市)を母港とする護衛艦ゆうぎり乗員の男性海士(20)を懲戒免職処分としたと発表した。

 横須賀地方総監部によると、海士は昨年10月25日、課業開始時刻に出勤せず、所在不明となり、正当な理由なく20日以上欠勤したとしている。

 海士からは欠勤中に一度だけ「お世話になりました。帰りません」と返事があったが、現在も連絡がとれない状況。海自は家族に捜索願の提出を申し出たが、同意を得られなかったという。

 艦長の小柳浩史2佐は「重く受け止めている。隊員の服務指導と教育を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしている。

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