清水庁舎は現庁舎改修で 検討委が田辺静岡市長に報告 老朽化進むも…“移転先候補”の清水駅東口の環境変化で

静岡市役所清水庁舎について、現在の庁舎を改修する方針が決まったことを検討委員会が2月7日、田辺信宏静岡市長に報告しました。

<清水庁舎整備検討委員会 恒川和久委員長>

「現庁舎が抱える耐震性とか、設備の劣化等の課題に対応する改修を行って、引き続き使用することを一つの結論としました」

7日は、静岡市役所清水庁舎の整備方針を検討してきた委員会のメンバーが議論の結果をまとめた報告書を田辺市長に手渡しました。

築40年以上が経過し、老朽化が進んだ清水庁舎は、大規模災害時には被害を受ける恐れがあるとして、長年、移転を含めた検討が続けられてきました。

ただ、移転先の候補だったJR清水駅周辺では、桜ヶ丘病院の移転、新スタジアムの構想など環境の変化が激しく、新型コロナによる計画の見直しなども考慮した結果、現在の清水庁舎を耐用年数20年以上を条件として、改修することでまとまりました。

報告書では将来的に移転が望ましいとしていて、年度内にあと2回予定している検討委員会では、改善すべき庁舎機能について意見を交わすということです。

© 静岡放送株式会社