整備員ではありません ガンダムドック利用し山岳救助訓練 登山者へ神奈川県警「低山でも十分気を付けて」

ガンダムの建屋から担架を搬送する山岳遭難救助隊員=横浜市中区の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」

 春の登山シーズンを前に、神奈川県警地域総務課と松田署などは7日、横浜市中区山下町の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で全長18メートルの実物大ガンダムの建屋を利用して山岳遭難救助訓練を行った。松田署員や第1機動隊員ら約20人が参加し、担架の搬送などの手順を確認した。

 昨年は県内の山岳遭難事故が過去最多の151件に上り、1月はすでに8件の発生で2人が亡くなるなど県警は警戒を強めている。地域総務課の猪俣秀彦課長は「気軽な登山の延長上に遭難が起きている。準備をすれば事故は減る。低山とはいえ、十分に気を付けてもらいたい」と呼びかけていた。

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