きょう8日(水)は次第に冬型の気圧配置となり、日本海側は雪や雨の降る所が多く、北陸などを中心に雷を伴う所がある見込み。太平洋側は広く晴れるが、関東周辺は変わりやすい天気で、晴れ間があっても午後はにわか雨や雷雨の所がありそうだ。
　また、あさって10日(金)は南岸低気圧で、太平洋側は長時間に渡って冷たい雨や雪が降り、関東では朝の降り始めは雪となる見通し。

寒気流入　日本海側は雪や雨で雷も　関東周辺も不安定

　次第に冬型の気圧配置となり、きょうは、日本海側で雪や冷たい雨の範囲が次第に広がり、北陸や近畿北部を中心に、雷を伴う所がありそうだ。降り始めは平地では雨の所が多いが、夜にかけて次第に雪に変わる見込み。北海道は降り始めから雪で風が強く、ふぶきで見通しの悪くなる所もありそうだ。
　太平洋側は、日中は広く晴れる見込み。ただ、関東周辺は大気の状態が不安定で、夕方を中心に、にわか雨や雷雨の可能性があるため、外出の際は折りたたみの傘を持つと安心だ。洗濯を外干ししたままの外出も気を付けたい。

北は気温低下　風も冷たい　西は気温上昇　春の陽気

　きょうの最高気温は、北日本や東日本では、きのうよりも低くなる見込み。特に、北日本はこの時季らしい寒さが戻り、風も冷たい。東京12℃、名古屋14℃の予想で、関東から東海は二桁の気温だが、こちらも北寄りの風が吹くので、昼間もコートが必要となりそう。
　西日本は太平洋側を中心に、きのうよりも気温が高く、昼間は厚手のコート要らずの陽気となりそうだ。

南岸低気圧　10日(金)は関東で雪予報　最新情報の確認を

　あす9日(木)も冬型の天気分布だが、あすの夜以降、西から天気が下り坂へ。あさって10日(金)は、低気圧が本州の南岸を発達しながら通過する予想で、全国的に天気が崩れる見込み。西日本や東日本は太平洋側を中心に、冷たい雨や雪が、朝から夜まで長く降り続きそうだ。

　関東など東日本は内陸を中心に降り始めは雪の予想で、その後、沿岸部から雨に変わる見込みだが、雨に変わらず雪で降り続いた場合などは、交通機関への影響も考えられる。最新の気象情報、交通情報を確認するとともに、雪への備えも進めてほしい。

（気象予報士・海老原美代子）