中央区&葛飾区 4月から小中学校の給食費を無償化へ

都内の自治体では2023年度予算案の発表が続いています。中央区と葛飾区はそれぞれ、給食費の無償化を打ち出しました。

<中央区 不妊治療に最大10万円の助成へ>

中央区の新年度予算案の規模は1483億9376万円(前年度からおよそ236億円増)で、過去最大となりました。区の人口が2027年には現在から3万人増えて20万人に達する見込みのため、税収の増加が予想されるとして、4月から区立の小中学校などで給食費の無償化に踏み切る方針です。予算額はおよそ6億3000万円で、家庭の負担が子ども1人当たり年間で5万円軽減される見込みだということです。

また、不妊治療において保険の適用外となる先進医療費を10万円を上限に一部助成するなど、少子化対策の充実を図ります。

<葛飾区 新たに生まれた子に5万円を給付へ>

葛飾区は2月7日に行った新年度予算案の会見で、4月から区立の小中学校の給食費を無償化する方針を示し、14億円余りを予算案に計上しました。さらに、4月1日以降に生まれる子どもの保護者を対象に、生まれた子ども1人当たり5万円の給付金を支給する事業も打ち出し、1億6900万円を計上しています。

このほか、今回の予算案にはサッカー専用スタジアムの建設に関する費用として350億3200万円を盛り込みました。

© TOKYO MX