34分後に爆発する仮設トイレに閉じ込められた男 決死の脱出 「ホーリー・トイレット」予告

2023年3月3日より劇場公開される、仮設トイレ内だけで全編が進行するスリラー映画「ホーリー・トイレット」の、予告編が公開された。

予告編は、仮設トイレで目覚めた建築家のフランクが、右腕が鉄筋に貫かれていることに気付いて絶叫するシーンから始まる。34分後に仮設トイレが爆発されると知り、折り畳み式定規や携帯電話、トイレの外にいるウサギなど、あらゆるものを駆使して必死に爆破を妨害するが、うまく行かずに発狂し暴れまわるフランク。タイムリミットが迫る中、フランクを見つけた目撃者が現れるが、あえなく友人のホルストにたたききのめされてしまう。しかし、妻マリーへの思いを胸に、血と汚物にまみれたフランクの決死の反撃が始まる姿が描かれている。

「ホーリー・トイレット」は、頭部を負傷して意識を失い、リゾートホテルの建設現場で横倒しになった仮設トイレの中で目を覚ました建築家フランクを描いたスリラー。記憶の一部がなく、異常な状況がのみ込めないフランクは、トイレの周りに大量の解体用ダイナマイトが仕掛けられ、34分後に爆破が行われることを知る。この非常事態を生き延びるには、誰かに助けを求めるか、もしくは自力で脱出しなくてはならない。だが、右腕に鉄筋が突き刺さって動けないうえに、友人である市長ホルストの邪悪な思惑が明らかになるという状況の中、時間だけがむなしく過ぎていく。

本作の最大の特徴は、仮設トイレ内だけで全編が進行するという設定。孤立無援のフランクが味わう底なしの恐怖と焦燥感、鉄筋が刺さった腕の激痛が描かれる。そして、スマートフォン、アタッシュケース、折りたたみ式の定規などの小道具を駆使したトイレ内部の描写に加え、限られた視界でしかのぞくことができない外部の状況の変化もスリルを生み出している。監督・脚本はルーカス・リンカー。

【作品情報】
ホーリー・トイレット
2023年3月3日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
配給:アルバトロス・フィルム
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