広島市が新年度予算案発表 G7広島サミット警備費用など盛り込む

広島市は,G7広島サミットの警備費用や中央図書館の移転費用などを盛り込んだ新年度予算案を発表しました。

広島市・松井一実市長

「ここで安心安全な会議(G7)が行われるようにということで、警備消防医療体制の構築やお迎えするうえで、心地よく会議をして頂く会議開催の支援をする。」

広島市の新年度予算案は一般会計で6696億円です。

今年4月に市長選挙を控えているため、継続事業を中心とした「骨格予算」として編成されていますが、公債費の増額などにより2022年度から106億円増加しました。

山口和政記者

「5月のG7広島サミットへ向けては、会議が始まる前から平和公園周辺の警備が強化されます。」

G7広島サミット関連では、広島県や広島市などでつくる県民会議の負担金や警備費用など6億5千万円が計上されました。

サミット期間中は24時間態勢の警備を想定し案内板の設置費用なども盛り込まれています。

山口和政記者

「賛否で揺れる中央図書館の移転は、3年後の開業を目指して動き始めます。」

広島市中区の中央図書館については、南区のエールエールA館への移転整備費用として4千万円が計上されました。

2026年度の開業を目指し基本実施設計を進めます。2022年4月に西区の保育園から抜け出した園児が死亡したことを受け、防犯カメラや赤外線センサーの試験的な設置など再発防止費用が計上されています。

新年度予算案は2月15日に開会する広島市議会で審議されます。

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