「イカワのパン」閉店 最終日は『キングパン』を求める人で行列に【北九州市門司区】

門司港の住宅街の中にある老舗パン屋さん「イカワのパン」(北九州市門司区東門司)が、2月4日をもって閉店しました。

門司名物「キングパン」ほか素朴な味わいのパン

パン生地の上にクッキー生地をのせた門司のソウルフードともいえる「キングパン」をはじめ、ソーセージパンやココアパン、クロワッサン、練乳パンなど、飾り気のない素朴な味わいのパンが長年地元の人たちに愛され続けてきた同店。

関門トンネルからほど近い場所に位置するお店を目指し、最終日は早朝から多くのお客さんが集まりました。お店の外にはこれまでに見たことがないような行列ができ、「キングパンはありませんか」とレジで尋ねる人の姿が多く見られました。

そのため、少しでも多くの人にパンが行きわたるよう、次から次へとパンが焼かれてましたが、それでも早い時間に完売。残念ながら買えなかったという人もいたようです。

お店の人に子どもの頃から慣れ親しんできた懐かしい味が、一つ一つなくなっていくことはとても寂しいことです。

※2023年2月8日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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