子ども向け科学番組「すイエんサー」が14年の歴史に幕。6回連続の最終回SPを放送

NHK Eテレで2009年4月にスタートした「すイエんサー」(日曜午後5:25)が、この3月をもって放送終了。番組では、2月19日放送分から「14年間ありがとう~怒涛(どとう)の6回連続!感謝まつり」と題して、小学生も中・高校生も、そして子どもの頃に見てくれたかつての子どもたちへ向けて、6週連続のスペシャルな最終回を届ける。

いとうあさこ、横山だいすけらが出演する「すイエんサー」は、身近な疑問、スイーツづくり、苦手を克服したい運動のコツまで、“すイエんサーガールズ”(佐久間乃愛、其原有沙、豊田ルナ、多田成美、奥森皐月、一ノ瀬陽鞠、小熊莉々葉、吉田恵芽、関谷瑠紀、織田ひまり、細谷美月、宮本和奏)がチャレンジする、子ども向け科学番組。

2月19・26日は「ガールズ全員でピザパした~い!(前編・後編)」をおくる。台本もなしで、冬山へ集まったすイエんサーガールズ。“ピザをつくろう”と言われたけど、必要な材料も、調理道具も、あれもこれも何もない!? 数々の料理の技をガチロケで見つけてきたガールズが、火起こしから、チーズづくり、そして究極の調理道具・オーブンづくりまで挑戦する。最後にみんなで楽しい思い出のピザパーティーを目指して、知恵と工夫、ひらめきの総力戦を展開する。

3月5・12日は「伊吹吾郎が未来に残したいスゴ技!(前編・後編)」を放送。「すイエんサー」のナレーションを14年間担当してきた伊吹吾郎が、未来の子どもたちへ残したいすイエんサー流のスゴ技を凝縮して伝える。身近な疑問に全力でチャレンジしてきたこそ、生み出された技の数々、「パスタのソースを飛ばさずに食べる方法」「じゃんけんで勝つコツ」「苦手な運動の克服法」など、子どもたちが挑戦する手がかりがたくさん紹介され、懐かしいすイエんサーガールズとの再会も見どころだ。

また、3月19日・27日(26日が高校野球の放送のため、27日午前9:00から放送)の内容は追って発表される。

いとうは「14年というすごい歴史の中を私たちが5年もMCを務めさせていただいたのは、ありがたいです。毎回すイエんサーガールズがチャレンジに頑張っているのを見せてもらったし、苦手なことを克服する姿もいっぱい見せてもらいました。ガールズが“考える、悩む、大成功!する”って、すごい力だよ。始めた時は、まだ中学生だったガールズが、ちょっとずつ大人になっていくのを見守ってきて、もう親戚のおじさんおばさんって感じです。最後までガールズのチャレンジをご覧ください」と呼び掛ける。

横山は「『すイエんサー』は、みんなが興味を持ったことを何かワクワクしながらやってみて、ああでもない、こうでもないって考えてやることがすごく楽しいなって感じる番組でした。その楽しさの“種”みたいのを、『すイエんサー』からみんなにお届けして、それをみんなが水をあげて、自分たちで芽を出して、花を咲かせてくれているって思っています。『すイエんサー』は終わっちゃうけど、この先にいろんなことに興味を持って、ぜひ、チャレンジする楽しさを見つけて、続けてもらいたいです」とメッセージを寄せている。

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