2023年2月17日より劇場公開される、ポール・ヴァーホーベン監督の最新作「ベネデッタ」から、幼少期の主人公ベネデッタが奇蹟をおこす、本編の冒頭映像が公開された。
幼少期から「奇蹟をおこす少女」として地元で有名だった、裕福なカルリーニ家の一人娘・ベネデッタ。家族と修道院に向かう道すがら、持参金目当ての盗賊と思われる男たちに囲まれ、母親の大事なネックレスを奪われてしまう。勇敢なベネデッタがマリアさまに男たちへの制裁をお願いすると、天から鳥のフンが落ちてきて強奪した男に直撃。ベネデッタの勇気と奇蹟をたたえ、盗賊たちが退却する様子が切り取られている。偶然なのか、本当に聖母がベネデッタのお願いを聞き入れて現れたのか。やがて聖女として崇められ権力を手にするベネデッタの片鱗が見られるシーンとなっている。
「ベネデッタ」は、7世紀に実在した修道女の裁判記録を題材とした映画。17世紀のペシアの町（現イタリア・トスカーナ地方）。幼い頃から奇蹟を起こすとされていたベネデッタは、6歳で修道院に入る。成人したベネデッタは、修道院に逃げ込んできた女性バルトロメアを助け、2人は秘密の関係を深める。同時期にベネデッタは聖痕を受け、イエスに娶（めと）られたとされ新しい修道院長に就任すると、ペシアでの権力を手にしたベネデッタを疑う修道女に悲劇が起こる。そして、ペスト流行にベネデッタを糾弾する教皇大使の来訪が重なり、ペシアの町に混乱と騒動が降りかかる。
【作品情報】
ベネデッタ
2023年2月17日（金）より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給：クロックワークス
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