フィギュア・小松原ペアに栄誉賞 岡山スポーツ賞 2団体9個人選ぶ

栄誉賞に輝いた(左から)小松原美里、尊選手(倉敷FSC)

 岡山スポーツ記者クラブ(山陽新聞社など16社加盟)は8日、この1年間に国内外の大会で優れた成績を収めた岡山県ゆかりの選手やチームをたたえる「第62回岡山スポーツ賞」の受賞者を発表した。北京冬季五輪フィギュアスケート団体のアイスダンスで日本初の銅メダル獲得に貢献した栄誉賞の小松原美里、尊選手(倉敷FSC)ら1ペア2団体9個人を選んだ。

 団体賞は、第101回全国高校サッカー選手権で県勢悲願の初優勝を飾った学芸館高男子サッカー部と、第73回全国高校駅伝男子で大会新記録をマークし、4年ぶり3度目の頂点に立った倉敷高陸上部男子の2チーム。

 個人賞は、陸上女子砲丸投げでインターハイと国体2冠の奥山琴未選手(商大付高)、インターハイのバドミントン女子シングルスで県勢56年ぶりの栄冠をつかんだ吉川天乃選手(倉敷中央高)、プロボクシング女子の世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王座に就いた昼田瑞希選手(三迫ジム)が受賞。国体カヌー2種目制覇の山根美千義選手(阪神溶接機材)、車いすバスケットボールのU23(23歳以下)世界選手権で初優勝した日本代表の主力メンバー塩田理史選手(岡ウィンディア、岡山大3年)、全国中学校体育大会陸上女子1500メートル覇者のドルーリー朱瑛里選手(鶴山中)も選出された。

 功労賞は創志学園高野球部を2010年の創部から昨夏まで率い、春夏計6度の甲子園に導いた長沢宏行さんと、ソフトボール男子日本代表を長年けん引し、昨季限りで一線を退いた松田光さん(元平林金属ク)、関西高ボート部監督として国内、国際大会で計39度の優勝を果たした森川幸夫さん。

 岡山スポーツ賞は1961年に創設され、岡山県内在住、出身者を中心に輝かしい成果を挙げたアスリート、功労者に贈っている。

団体賞に選ばれた学芸館高男子サッカー部
個人賞に選ばれたドルーリー朱瑛里選手

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