仙台・青葉区放火殺人事件初公判 被告の男は起訴内容について「黙秘します」

2019年、仙台市青葉区の自宅に放火し父親と兄の2人を殺害したなどとして殺人と放火の罪に問われている26歳の男の初公判で、被告は起訴内容について「黙秘します」と述べました。

起訴状によりますと住所不定無職の佐々木伸被告(26)は2019年12月25日、同居する家族を殺害する目的で青葉区吉成の自宅に放火し、当時76歳の父親と当時29歳の兄を焼死させたなどとして殺人と放火などの罪に問われています。

8日に仙台地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、佐々木被告は起訴内容について「黙秘します」と述べました。

検察側は冒頭陳述で、出火元が被告の部屋だったこと、その部屋に可燃性の液体がまかれていたことなどから被告が放火して火災が起きたと指摘しました。

一方弁護側は、火災が発生したことが被告の放火によるものなのか十分に立証できていないとして無罪を主張しました。

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