瀬戸大橋塔頂ツアー 期間大幅拡大 計107日、10日予約開始

塔頂部からの景色をバックに記念撮影するスカイツアー参加者=昨年4月

 本州四国連絡高速道路(神戸市)は8日、瀬戸大橋の塔頂から多島美の景観を楽しむ「瀬戸大橋スカイツアー」の参加申し込みを10日から受け付けると発表した。橋は4月に開通35周年を迎え、開催期間を大幅に拡大。3月18日~6月30日、9月16日~11月30日の木曜~日曜と祝日の計107日とする。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催となった2022年(計71日)の約1.5倍。新たに3月と9月を日程に加えた上、木曜にも行うこととした。

 午前と午後の部があり、定員は各24人。参加者は瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリア(坂出市)に集合し、北備讃瀬戸大橋の主塔の塔頂部(海抜175メートル)で多島美やつり橋の造形美を堪能し、同社OBらから建設技術などの説明を受ける。

 スカイツアーは単発イベントとして開通10周年の1998年にスタート。人気の高まりを受けて開催日数や定員を徐々に増やし、2020年から春、秋のまとまった期間に開くことを決めたが、新型コロナの感染拡大で20、21年と2年連続で中止していた。

 同社は「35周年を迎える瀬戸大橋の魅力をより多くの人に体感してもらいたい」としている。予約は先着順で、同社ホームページにリンクする専用サイトから申し込む。開催日であっても民間の塔頂ツアーと日程が重複するなどした場合、実施されないケースがある。

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