手作り菓子や雑貨並ぶ 「はあと屋販売会」10日まで 障害者施設などが出店

障害のある人が作った商品を眺める買い物客=長崎市役所

 障害のある人が作った洋菓子や雑貨などを販売する「はあと屋販売会」が8日、長崎市魚の町の市役所で始まった。10日まで。
 新庁舎開庁を記念して、新たにできた2階の多目的スペースに、同市万屋町「チャレンジド・ショップはあと屋」で商品を販売する市内の障害者福祉施設など10~12事業所が出店している。
 パンや焼き菓子などの食べ物、バッグ、陶芸品などさまざまな物が並び、買い物客らがお店の人との会話を楽しみながら手に取っていた。購入された商品の売り上げの一部は作った本人に還元される。
 市内から友人2人と訪れた主婦の山口抄恵子さんは「(商品は)バラエティーに富んでいて見ていて楽しかった。同じ物を買うなら社会的意義もあるところで買うのも良い」と満足そうに話した。
 はあと屋運営協議会の峯秀親事務局長は「少しでも多くの人に活動を知ってもらい、障害者の社会参加や理解を深めたい」と話した。


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