高性能で高コスパなOnePlus 11がグローバルで正式に発表

今年1月初旬に中国で発売された「OnePlus 11」が、世界に向けて発表されました。OnePlusの社長を務めるLi Jie氏がWeiboに投稿したメッセージによると、この新型フラッグシップスマートフォンは、中国での発売からわずか2時間で“OnePlus史上最速の販売記録”を更新しました。

Proモデルの廃止


価格に対して優れたスペックの一覧を見れば、このスマートフォンが成功することが一目でわかります。OnePlus 10 Pro(2022年4月に米国で899ドルでリリース)の後継機となるOnePlus 11は、Snapdragonの最新フラッグシップSoC、改良されたリアカメラ、およびアップグレードされた高速充電(米国市場向け)を特徴としています。

同社は新型フラッグシップから”Pro”という名称を取り、新しいブランディングではハイエンドなスペックとプレミアムな価格を1つのデバイスに集約しています。昨年8月のOnePlus 10Tの発表会での、同社の創設者であるPeter Lau氏のプレゼンテーションによると、”非常に競争力のある価格帯”で優れたパフォーマンスを提供することが、OnePlusの最優先事項のようです。

この目標を達成するために、OnePlusはいくつかのポイントに焦点を当てており、それは優れたコンピューティングプラットフォーム性能、高速バッテリー充電、高性能カメラの3点です。

改良されたパフォーマンス


ハイエンドを謳うために、最近発表されたSamsung Galaxy S23シリーズ(S23/ S23 Plus/ S23 Ultra)に搭載されているQualcommの最新フラッグシッププロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2」を、OnePlus 11にも採用する必要がありました。

OnePlus 11は、旧世代のSnapdragon 8、8 Gen 1(10 Pro)および8+ Gen 1(10T)を搭載した従来のモデルよりもパフォーマンスが大幅に向上しています。

Qualcommは、新世代のCPUは35%高速でありながら、電力効率が40%向上していると説明しています。グラフィックスに関しては、性能が25%、電力効率が45%それぞれ向上しているそうです。OnePlus 11でいくつかのベンチマークを実行したところ、それらの数値におおよそ沿ってパフォーマンスが向上していることが確認されました。詳しいベンチマークは、今後のハンズオンレビューにご期待下さい。

RAMとストレージに関しては、2つのバリエーションがあります。1つは8GB RAM/128GB ストレージで699ドル、もう1つは16GB RAM/256GB ストレージで799ドルとなっています。

ディスプレイ


6.7インチのWQHD(3216×1440) AMOLEDディスプレイは、ユーザーのアクティビティに応じて1Hz〜120Hzの最適なリフレッシュレートを自動的に選択するアダプティブリフレッシュレートテクノロジー「LTPO 3.0 」を備えています。LTPO 2.0と同様に、LTPO 3.0は1から120Hzまでの可変リフレッシュレートで動作しますが、電力効率がさらに向上しています。

カメラ


Hasselbladによって調整されたカメラシステムは、以前の主力モデルよりも優れていますが、新しいスマートフォンの価格は、OnePlus 10 Proの発売価格(899ドル)よりも200ドル低くなっています。

メインカメラのセンサーは1/1.56インチのSony IMX890 50MP(クアットピクセル)で、 他にも超広角カメラ(IMX58 48MP)やOnePlusが”Portrait Tele”と呼ぶ2倍望遠カメラ(IMX709 32MP、 1/2.74インチ)を搭載しています。同社は、3つ目のカメラをポートレート撮影専用にすることで、ぼやけた背景により多くのディティールを写してボケ効果が改善されると説明しています。

CAMERA HWスコアを使って、このデバイスのカメラを評価してみましょう。仕様に基づいて計算すると、OnePlus 11のスコアは178となりました。これは、Xiaomi 12T Pro(176)、Xiaomi 12 Pro(177)、Pixel 7(180)、Pixel 7 Pro(189)といったデバイスと同じレベルに並んでいることになります。スコアが164だったOnePlus 10 Proから、性能が向上していることがわかります。

バッテリー


充電速度はOnePlusの強みの1つで、OnePlus 10Tでは160Wに対応し、わずか13分で1%から80%に充電することが可能でした(北米では電圧制限のため最大120W)。

OnePlus 11は5000mAhのバッテリーを内蔵し、米国版は80W、中国版は100WのSUPERVOOC充電技術にそれぞれ対応します。実際に測定したところ、OnePlus 11は15分で0%から63%まで充電されました。これは、Samsung Galaxy S23 Ultra(16%)、iPhone 14(25%)、Pixel 7 Pro(18%)といったハイエンドスマートフォンよりもはるかに高速です。

OnePlus Buds Pro 2


新型スマートフォンと併せて、同社は「OnePlus Buds Pro 2」も発売します。これは、6軸センサーヘッドトラッキングで空間オーディオをサポートするワイヤレスイヤフォンです。Buds Pro 2は、アクティブノイズキャンセリング、54ミリ秒の低遅延、高解像度オーディオ、IP55防水等を特長とし、1回の充電で39時間の連続使用が可能です。

価格と発売日


新しいスマートフォンとイヤフォンは、2023年2月7日から予約注文が開始されており、2月16日に販売が開始されます。OnePlus 11は、Titan BlackとEternal Greenの2色展開で、8GB/128GB モデルが699ドル、16GB/256GB モデルが799ドルとなります。OnePlus Buds Pro 2は、Obsidian BlackとArbor Greenの2色展開で、価格は179ドルとなります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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